ESのお手伝い
こんにちはつくば国語塾の塾長です。
皆さんはESが何の略かご存知ですか?
エントリーシートの略です。就活をしている大学生にとっては、当たり前ですが、
一般には知らない人も多いかもしれません。
現在の就職試験は、ネット上で説明会の予約を取り、次にESをネットで提出し、
ES通過後に筆記試験、面接試験と続いていきます。
ES書類は志望動機・自己PR・学生時代に力を入れたこと等です。
私は10年位前から、ESのお手伝いをしています。きっかけは就活に苦労していた卒業生が相談を持ち掛けてきたからですが、
とにかくESで落ちてしまうと、面接に進めませんから、ESが現在の就職においては、非常に大きな位置を占めています。
20社連続落ちた生徒のESを見ると、問題点は
①そもそも日本語の文章作法に問題がある
②抽象的なことを書き、具体的な自分の体験のディテールが書かれていない。
③応募している会社に惚れ込んでいない。
などが見られます。①以外の問題ならば、一度手直しすることでほぼES通過するようになります。
今年は新聞社志望の卒業生のお手伝いをしていますが、読売新聞、東京新聞、日本経済新聞のESが通過しています。
日本語を使って作文・論文を書くことにおいて、大学入試も就職試験も関係ありません。書くことで、相手の心を揺さぶる
「想い」を伝えられるかなのではないでしょうか?
就職活動で苦労している方がいらっしゃいましたら、ご相談下さい。
新年度大学入試AO対策講座
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
新年度の大学入試AO対策講座をご紹介します。
まず、このページをご覧ください。
筑波大学のAC入試(通常の大学のAO入試)に合格した方のレポート集です。
これを見れば、どのくらいのレベルの提出書類を書かなければならないかが、わかります。多分、難関大学のAOや推薦で求められるレベルも推測が可能です。
ここで重要なのは、時間をかけて準備しないといけないことです。推薦・AOがともすると付け焼刃的に1~2カ月程度で十分と考えていたら、筑波大学のような提出書類のボリュームには太刀打ちできません。
いわゆる、「論文提出型」のAO対策は、最低限夏休みを潰す覚悟で臨まなくてはいけません。
私は文系なので、文系の内容しか理解できませんが、大学での卒論のミニチェア版だと考えるのが妥当です。
文系では以下のことが求められます。
①適切な課題(テーマ)の設定
②参考文献のリストアップとその読書
③必要な場合の専門家へのインタビュー
④必要な場合の調査(郵送・インタビュー・ネット)の実施
⑤レポートの作成
⑥プレゼン準備
上記のことがらをスケジュールに沿って計画・実施することが必要だとすれば、
高校の先生の片手間指導では済まないと思われます。
つくば国語塾では、上記のことがらを全てカバーしながら、適切な指導と補助を行っていきます。
ご興味がある方はお問い合わせください。今までの実績もご紹介させていただきます。
文系大学院の研究計画書作成や就活でのES(エントリーシート)作成も指導させていただいております。
国語虎の巻(4)松本成二
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
国語虎の巻最終回は松本成二氏です。
現在、手に入る本としては、上記一冊です。完全に指導者用の本として存在しており、評論分野限定です。
私はこの本から大きなインスピレーションを受けました。多分この系統の国語(現代文)の書物はいつの時代でも出版されているのではないかと思います。
著者は『現代文の科学的研究』(Ⅰ評論編&Ⅱ文芸編)という書物を出していたようですが、絶版です。
またの機会に、よりノウハウに近い隠れた名著の特集も行う予定です。
的を射た言説
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
速報ですが下記の記事は価値があるように思われます。
抜粋です。
”探究学習という20年をにらんだ授業も広まっているようです。これをわかりやすく例えると、高校生の間に論文を1本書き上げるというような取り組みで、公立校ではスーパーサイエンススクール約200校、スーパーグローバルハイスクール約120校では、ほぼ普及しています。中には、論文を書くだけではなく、英語でプレゼンテーションするところまで引き上げている高校もあります。”
このあたりが難関大学が求めている、学生像なんでしょうね。
さらにこちらも注目です。
英語の早期レベルアップが世界標準へ向けた、第一歩です。
国語虎の巻(3)工藤順一
こんにちは、つくば国義塾の塾長です。
国語虎の巻第3回は工藤順一氏です。中学入試のバイブルと目されるこの本の著者です。
中学受験の小説問題の攻略に必要なエッセンスが詰まっていると言っていいでしょう。
当然ですが小説問題は中学受験から大学受験まで、解法に変化はありません。中学受験時に小説解法をマスターしてしまえば、大学受験まで何もする必要はありません。
デキる人がやっている読解講座(1)-評論読解の心構え
こんにちはつくば国語塾の塾長です。
今回から、国語、現代文の指導に関して私が心がけていることを
述べていきたいと思います。
第1回は「心構え」です。
あなたは現代文(国語)が得意ですか?
国語の苦手意識が強い生徒さんは、難しい言葉で飾り立てられた文章が
並んでいる課題文を読むこと自体が苦痛です。
こんな具合に読んでいませんか?
「一文を読んで理解できなかったら、そのまま次の文を読み、更にわからない部分が増えたことを感じながら、次の文を読む。時には理解できる部分があり、その部分を繋げて全体を想像する。」
もし、上記のような読み方をしていたら、それは読解ではなく、想像(妄想?)ですよね。
多分、課題文には色々なことが書かれているが、自分には難しすぎて、理解できないという結論になると思います。
発想の転換をしましょう。
評論文で言いたいことは一つです。
文章に書かれているのは、
①言いたいことの言い換えが書かれている部分
②言いたいことを強調するために反対(か対比した)ことが書かれている部分
の2通りしかありません。
ただし文章をつなぐ論理(順接や逆説、因果関係)も含まれていますが、これは別に考えることとして、とにかく言いたいことだけに焦点を絞って考えることが重要です。
文章を読んでいる時に、わからない文が出てきたら、同じことを言っているのではないかと考えるクセが重要です。わからない文章を飛ばすのではなく、前後に出てきた文章と同じか逆のことを言っているかだけでも推測できたら、次の文章を読む準備はできたと考えるべきでしょう。
これはテクニックではなくて心構えです。
『賢者は美味しい林檎は一つだけ手に入れ、愚者は不味い林檎で手をいっぱいにする。』(ビアード・ベアー)