つくば国語塾

つくばにある小・中・高・既卒を対象とした国語(他に小論文・AO推薦対策・英語)の塾です

大学入試「国語力増強法」試論(1.先ず基礎からはじめる)

こんにちはつくば国語塾の塾長です。

ここでは、大学入試の国語(特に現代文)でどうすれば高得点が上げられるかを考えてみたいと思います。

 先ず皆さんの国語力(現代文力)はどのようにして、培われてきたのでしょうか、高校生を対象にして、ここからは私の想像で話を進めていきたいと思います。(該当しない場合には無視して下さい)

 

小学校時代には親から言われて、少しは読書をしていたが、中学校から運動部に入り忙しくなり、本を読む時間はなくなった。加えて塾に通い、高校受験のための勉強を始めると、本を読むことはなく、受験のために国語の問題を解くことが読書の代わりとなっていった。高校でも相変わらず本を読んでいない。

 

皆さんはあてはまるでしょうか?これは私の塾の高校生の平均的な読書体験です。国語の文章読解は高校入試で練習した程度で、徹底的に回答の根拠を考えたり、論理的に文章を読むことに慣れていない可能性があります。更に言えばある一定以上の速度で、読み間違えることなく、読み進めることができるような練習がなかったかもしれません。

 

特に地方の公立高校が志望だった場合には、入試問題が比較的易しく、最低でも85点以上を国語で得点できていなかったならば、大学入試の現代文で問題が出てくる可能性があります。特に理系の皆さんは高校入試のとき国語70点台で他の科目でカバーしていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

 

数学を例に考えてみましょう。高校の数学が理解できないとしたら、中学の数学に何らかの問題があったと考えるのが普通です。更に中学の数学がわからなければ小学校に戻らなければ問題は解決しないのではないでしょうか。同じことを国語に置き換えると、大学入試の現代文ができない場合、それは中学校、小学校に問題がある可能性もあります。更に、国語は決まったルールを学習しているわけではないため、意識的に学年を下って復習することが難しい教科になっています。いくら大学入試で定評のある問題集をやってもその内容を理解できない可能性があるのです。

 

とりあえず、現代文が苦手と感じたら、難関私立高校の問題が解けるかをチャレンジして下さい。実力不足と感じたら、中学入試問題に下げてみてください。小学生・中学生に下がって勉強するなら、出口先生の問題集は大変優れていると思います。