現代文迷宮の森(1)
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
みなさんは、東京大学の現代文の問題に解答がないことをご存じですか?
以下をご覧下さい。
https://matome.naver.jp/odai/2142521414031983501
http://todai-umeet.com/article/21122/
またこのブログでは以下のことが述べられています。
http://blog.sasakitoru.com/theme/a0472e5eb9.html
ことし東大受験生を指導していて、いちばん驚いたのは、予備校の東大模試の模範解答がとてもではないが模範解答といえるものではなかったことだ。むしろ誤っている。自分たちでつくっている問題だから、とても素晴らしい模範解答ができていいはずなのに、そうではない。これは、どうしてなんだろう。
答えは簡単だ。予備校の模範解答は、予備校基準で作成されているからだ。たとえば、現代文では、傍線部の一字一句ひとつひとつにこだわった逐語訳をする。そのため、①全体の流れを見落として、何を言っているのか分からない模範解答になり、②2~3行の枠では収まりきれない字数制限を超えた模範解答になってしまう。全体の中での傍線部分の位置がうまくつかみきれていない。これだから、模擬試験の結果と東大入試の結果がちがうということが多くなる。
勉強とは解答があるものと信じていた方にとっては衝撃でしょう。
問題集の解答を頼りに勉強をしていた人は、困り果ててしまうでしょう。
予備校に通う受験生にとっても、何を信じたらいいのか分からなくなってしまうでしょう。
ご安心下さい、
このような問題が起こるのは国語(現代文)だけだからです。
では、この問題をどう解決すればよいのでしょう?
東大以外の大学にもこの問題があるのでしょうか?
この項続く