つくば国語塾

つくばにある小・中・高・既卒を対象とした国語(他に小論文・AO推薦対策・英語)の塾です

デキる人がやっている読解講座(1)-評論読解の心構え

こんにちはつくば国語塾の塾長です。

 

今回から、国語、現代文の指導に関して私が心がけていることを

述べていきたいと思います。

 

第1回は「心構え」です。

 

あなたは現代文(国語)が得意ですか?

 

国語の苦手意識が強い生徒さんは、難しい言葉で飾り立てられた文章が

並んでいる課題文を読むこと自体が苦痛です。

 

こんな具合に読んでいませんか?

 

「一文を読んで理解できなかったら、そのまま次の文を読み、更にわからない部分が増えたことを感じながら、次の文を読む。時には理解できる部分があり、その部分を繋げて全体を想像する。」

 

もし、上記のような読み方をしていたら、それは読解ではなく、想像(妄想?)ですよね。

 

多分、課題文には色々なことが書かれているが、自分には難しすぎて、理解できないという結論になると思います。

 

発想の転換をしましょう。

 

評論文で言いたいことは一つです。

 

文章に書かれているのは、

 

言いたいことの言い換えが書かれている部分

言いたいことを強調するために反対(か対比した)ことが書かれている部分

 

の2通りしかありません。

ただし文章をつなぐ論理(順接や逆説、因果関係)も含まれていますが、これは別に考えることとして、とにかく言いたいことだけに焦点を絞って考えることが重要です。

 

文章を読んでいる時に、わからない文が出てきたら、同じことを言っているのではないかと考えるクセが重要です。わからない文章を飛ばすのではなく、前後に出てきた文章と同じか逆のことを言っているかだけでも推測できたら、次の文章を読む準備はできたと考えるべきでしょう。

 

これはテクニックではなくて心構えです。

 

『賢者は美味しい林檎は一つだけ手に入れ、愚者は不味い林檎で手をいっぱいにする。』(ビアード・ベアー)