外国語のように日本語を学ぶ(2)ー小学校高学年~高校生
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
外国語のように日本語を学ぶ第2回は「文法」についてです。
最近とても素晴らしい本を見つけました。
この本で、注目すべきはこの部分です。
「外国語を初めて学んだときの姿勢で日本語を見直せ」
という点です。大雑把に申しあげれば、
文を「俯瞰」して見ること、文を「形式」で見ていくことの大切さを述べていると思います。
文章の「形式」の分析方法に「文法」があります。
しかし、多くの方は母国語に「文法」は不必要だと考えているかもしれません。
中学校で学ぶ国文法は高校から本格的にスタートする古典文法の前段階だと思っていませんか?
ここからは私見ですが、日本語の文法は英語との比較をするために必要と考えたら、違う価値を見いだすことができます。英語の構造を学ぶために存在すると考えるならば、日本語の文法の学習は英語の学習のために大きな役割を果たしていると考えることができるでしょう。
より具体的に言えば、英語と日本語の比較を「品詞」を軸に考える非常によい機会となります。
英語学習は幼児期から「習うより慣れろ」的な学習が取られてきています。そのことを完全に否定するつもりはありませんが、中学校中盤〜高校にかけて、英文の構造にかかわる学習をすることは、英語学習に厚みをつけることができるように思われます。
今後英文の構造にかかわる、説明をしていきたいと思います。