つくば国語塾

つくばにある小・中・高・既卒を対象とした国語(他に小論文・AO推薦対策・英語)の塾です

AO・推薦入試の落とし穴(5)

こんにちは、つくば国語塾の塾長です。

 

生徒さんが担任の先生のOKをもらいに、学校で先生に会いに行くと、

前回書いてきた文を見て、

 

先生:「全然違うわね。あなたに任せていたら進まないわ。時間がないからこれを写しなさい。」

 

と以下の文を出されたようです。

 

 

私は○○大学国際○○学部で国際協力に関わるための基礎知識や応用力を見につけ、将来夢である国際NPO発展途上国の子供達に自立に向けた教育支援を行いたいと考えています。高校生活の二つのことがらが私に「国際」と「支援」を結びつけるきっかけとなりました。一つ目は二年次のオーストラリア語学研修の参加と三年次のオーストラリアからの交換留学生のホームステイの受け入れです。二度の異文化交流の機会を通して、もっと多様な文化について学びたいと思いました。二つ目は部活動です。私は青少年赤十字部に所属し、地域のボランティアや障害者支援活動を行いました。身近な場所でこのような支援が必要とされていることに気づき、私も多くの人の手助けをしていきたいと思うようになりました。また、美術部・○○部と活動の幅を広げる中で、多くの人と関わることができ単に意見を述べるだけでなく、相手の意見を尊重することを学びました。私はこれからも国際支援を軸に、多くの場所と多くの人に出会い、多くの学びを続けていきたいと思います。私の夢を叶えてくれる、その出発点が貴学国際○○学部であることを信じ、志望いたします。

 

 

 

先生:「また変なことを書くといけないから、ここで書きなさい。」

 

生徒:「.................。」

 

 

軟禁状態の中で、上記の文章を書き写し、この文章を最終稿として、大学へ提出したようでした。

 

 

皆さんはこの文章をどう評価しますか?

 

                               (この項続く)