iPad学習法(1)
こんにちはつくば国語塾の塾長です。断続的に学習法について連載します。
第1回は「医学部生が教えるiPadを利用した学習法」についてです。
先ずこちらのブログをご覧下さい。
https://digista.net/2018/10/23/ipad-study-manual/
医学部生がまとめたiPad勉強法ブログの中では最も網羅性の高いものです。
他にも「医学部」「iPad」「学習法」などのワードで検索すれば、多くのブログがヒットします。
youtubeでも参考になる動画がたくさんあります。
https://www.youtube.com/watch?v=QTg1c4iOv5Q&t=288s
YouTuberの穂澄さんという方の動画です。
私が、医学部生がiPadで勉強しているのを知ったのは、私の塾の講師をやっている医大生から教えてもらったからです。もう、70%〜80%の医大生が行っている勉強法には、高校生や他の生徒に役に立つ可能性があると感じました。
もともとApple社の製品は、医療業界に深く浸透していた(私は前々職がApple日本法人の市場コンサルタントをやっていました。)ので、iPadが利用されることに不思議は感じませんでした。しかし、apple pencilの登場とgoodnotesというアプリによってこの勉強法が確立されたことを知り、感慨深く感じました。
なぜなら、DTP(デスクトップパブリッシング)と呼ばれる社内印刷はMacとレーザープリンターにPageMakerと呼ばれるアプリの登場によって確立したからです。
やや横道にそれてしまいました。とにかく医学生発のiPad学習法は以下のハードとソフトが必要です。
①iPad
②apple pencil
③Good Notes
④PDF化するためのスキャンアプリ
⑤PDF化するためのスキャナー
他にも必要なものがあるかも知れませんが、とりあえず必要なのはこれだけです。
私が、注目したのはApple pencilへの評価です。絵やイラストなどを描くのではなく、普通の字をノートに書くのに実はApple pencilはとても優れています。何故私がそう言うのかというと、遠隔授業を7年以上前から実施している中で、板書に書くようなペンがどこにもなく、Apple pencilの登場に感激し、遠隔授業をiPad上で行うことになったからです。普通の字を書くのにApple pencilはほんとうに素晴らしいです。その後私はApple pencilを使い映像授業を作成し始めましたが、学生側から勉強法としてiPad学習法が登場するのは当然のことでした。
更にPDFというデジタルフォーマットが一般化し、電子書籍(特にKindle)が普及する中で、自炊と呼ばれる自分の紙の本をPDF化することも行われるようになると、デジタルとアナログの融合が急速に高まったことで、急速に発展したのでしょう。
使い方等はブログやYOUTUBEを参照願いますが、この勉強法が普通の高校生に役に立つのかを考えて見ましょう。医学部の学生はとにかく覚えなくてはいけません。彼ら、彼女らは効率よく覚えることに対して貪欲です。分厚い医学書を参照しながら、専門用語を覚えていくのが日常です。
翻って高校生はそこまで、覚えることに時間がないわけではありません。しかし、覚えることに長けていた医学部生が認めるiPad学習法はその効率性から考えてみてもよいかもしれません。
この項続く