つくば国語塾

つくばにある小・中・高・既卒を対象とした国語(他に小論文・AO推薦対策・英語)の塾です

国語の積み上げイメージ(1)

こんにちは、つくば国語塾の塾長です。

前回から引き続き、各教科の積み上げイメージを考えてみたいと思います。

 

はじめに国語です。国語には各学年に配当される単元はありません。あるとすればそれは漢字ぐらいです。小学校から高校まで基本的に易しいものから難しいものまでが教科書に並んでいるだけで、学年に拘束されることがらはありません。

 

あるとすれば、中学・高校で行われる古典の内容を理解するための文法事項だけと言ってよいかと思います。

 

上記のことは、入試問題にも当てはまります。例えば大学入試と高校入試で同じものが出題された例は数多くあります。難しい高校入試の方が易しい大学入試よりもレベルが上なのは当たり前です。

 

前回の図に照らし合わせれば、調整期(小学5年〜中学2年)でほぼ国語力に問題がないことを確認した上で、応用期(中学3年〜高校3年)には大学入試レベルの文章を解くことが行われる必要があり、応用期には4技能を意識することも重要となるでしょう。

 

 茨城県を例にとれば、県立高校の国語の入試問題が易しことにより、調整期の学力の担保ができていないまま高校に進学し、他の教科の忙しさにかまけて、国語の学習が疎かになっているのが現状でしょう。

 

県立高校の試験で国語が最低85点に達していなければ、大学入試のために行うべき事柄がたくさんあると認識しなければなりません。

 

更に国語(特に現代文)の悩ましさは、①精神年齢とのかかわり、②勉強以外の日本語に接する絶対時間等の外的なファクターに起因する現象が見られるため、純粋な国語の学習過程における決定的な理論がないのが現状です。

 

これを解決しようと考えているのが弊塾のアプローチです。