英語の古くて新しい話②(精読VS速読)
前回は構造分析かスラッシュリーディングかについて考えてみました。この対立は、精読か速読かという対立と解してもよいと思います。単なる方法論とかテクニカルな問題ではなく、国語(現代文)にも通じる重要な問題です。
ここで申しあげておきたいのは、精読から速読に展開することはできるが、速読から精読に展開することはできないという当たり前の考え方です。
前回も述べましたが、高校生が共通テスト対策という名目で英語の大問ごとに時間決められてテストを受けることが学習でしょうか?英語が同じレベルならば何らかの基準を設けることに異論はありませんが、
「学力がバラバラな生徒」=「基礎的学力を持っている生徒と持っていない生徒」
を一緒くたにすることに学力の伸長は望めるのでしょうか?
一斉授業の中で共通テスト対策が行われることが「あたりまえ」となっている高校では英語の実力の伸長はなく、個人の努力に委ねるほかありません。
短文・中文(二、三行文)の徹底的な文法と単語理解
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速読のための論理的な長文の読解
このことを、着実に行う以外に方法はありません。
学校の英語の授業が難しい場合には、塾に頼りましょう。
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