さあ夏期講習④(方法論編)
こんにちはつくば国語塾の塾長です。
国語指導の改革を述べさせていただきます。
レベルによって勉強する方法は違います。(でも同じレベルなら学年・年齢は同じです)
その概要は以下の通りです。
基本的に基礎的な国語力(漢字・語彙・文法・論理系)が理解されているとすれば、課題文を読むことに関して注意すべきなのは
推測力
論理性
の2点を鍛えることです。
推理力とは文章を読み進め、次にどういう文が書かれているかを予想する力です。私達はともすると文章を味わって読むことに囚われ、先読みする力を忘れています。例えば物語の結末を予想することは邪道もしくはもったいないと考える人もいます。(実は私もそうでした。)しかし、テストで課題文を読む状況では逆になります。速く読むことが正しくなります。文の鑑賞を脇に置き、何が書いてあるかを速く読むことが正義です。読み方に上記のくせがあるならそれを修正することが必要です。
論理性とは推測力を支える力です。推測力は論理的一貫性によってできる力です。我々は仮説(予想・推測)を組み立てるときにいくつかの論理を繋げていきます。次の文章を予想できるのは私達の今まで読んでいた文の論理が自分なりに理解しているからに他なりません。
この文章を読む際に先を予想する練習を弛まず行うことです。
あなたの頭はフル回転しています。文章を読んで頭が疲れてなければ、それは文章が非常に簡単すぎるか、先読みに頭を使ってないということでしょう。
趣味で読書するのではなく、常に情報を取り出すために頭を使うことです。
次回は上記の方法をどのように練習・実践するかをご説明いたします。