AO入試(プレゼン型)のとっておきニュース
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
文章を書くのは苦手だが、人前で発表するのに自身のある方。
文章の指導を受けながら、課題を一緒に行い、○○大学を
突破しませんか?
詳細は言えませんが、自信があります。
定員2名限定です。
ご興味のある方は、必ず、氏名・高校名・志望大学名を記入してメール下さい。
外国語のように日本語を学ぶ(2)ー小学校高学年~高校生
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
外国語のように日本語を学ぶ第2回は「文法」についてです。
最近とても素晴らしい本を見つけました。
この本で、注目すべきはこの部分です。
「外国語を初めて学んだときの姿勢で日本語を見直せ」
という点です。大雑把に申しあげれば、
文を「俯瞰」して見ること、文を「形式」で見ていくことの大切さを述べていると思います。
文章の「形式」の分析方法に「文法」があります。
しかし、多くの方は母国語に「文法」は不必要だと考えているかもしれません。
中学校で学ぶ国文法は高校から本格的にスタートする古典文法の前段階だと思っていませんか?
ここからは私見ですが、日本語の文法は英語との比較をするために必要と考えたら、違う価値を見いだすことができます。英語の構造を学ぶために存在すると考えるならば、日本語の文法の学習は英語の学習のために大きな役割を果たしていると考えることができるでしょう。
より具体的に言えば、英語と日本語の比較を「品詞」を軸に考える非常によい機会となります。
英語学習は幼児期から「習うより慣れろ」的な学習が取られてきています。そのことを完全に否定するつもりはありませんが、中学校中盤〜高校にかけて、英文の構造にかかわる学習をすることは、英語学習に厚みをつけることができるように思われます。
今後英文の構造にかかわる、説明をしていきたいと思います。
ZOOMによる遠隔授業が最も最強な点
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
今回は教科の学習ではないのですが、私が遠隔授業で行っている
必殺技を公開します。
以前もご紹介しましたが、私の塾ではZoomと呼ばれる遠隔システムを
導入しています。
ここで、実は力を発揮するのが、iPadとApple pencilです。
デザイナーではなくても、このペンの書き心地には驚かせられます。ZOOMの
画面共有機能を使えば、iPadとApple pencilを使って、説明が簡単に出来ます。
10年以上、ペンタブレットを使ってフリーハンドの字や図形を書いてきましたが、
iPadとApple pencilを使って、Zoomで板書ができる快感は手放したくありません。
是非、弊塾の遠隔授業をお試し下さい。
デキる人がやっている読解講座(3)-小説での客観的読解
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
小説の解法として、小説を客観的に読めということが言われています。
曰く、「感情移入してはいけない。」
曰く、「勝手に想像してはいけない。」
曰く、「自分勝手な解釈をしてはいけない。」
上記のことは私達が小説を楽しみとして読むことを否定しています。
では、どうすれば小説読解が可能なのでしょうか?
ここでは、入試問題を解くための小説読解に限定して説明します。
受験における小説読解とは、作問者の意図によって作成された問題を解くためだけに特化した読み方であり、その客観性は小説の全体のモチーフと通常日本人が持つ感情の所作の一貫性が求められるものだと考えています。(難しすぎる表現ですねスミマセン。)
仮説ですが、上記の読み方は脚本家が映像化するために、原作を脚本化するときの思考の流れに似ているのではないかと思います。
このことを、理解するためには、小説の構造について考えることが必要です。
小説の構造は①場面(シーン)ごとに展開される②「出来事」に対して、主として主人公の③「外面的反応」と④「内面的反応」が重層的に折り重なっていると考えて良いでしょう。(ここも難すぎますねスミマセン)
最も簡単に言えば、主人公の心の変化を読み取ることが、受験における小説読解の中心です。(あたりまえですねスミマセン)
しかし、主人公の心情を自分に重ね合わせて読んだ時、間違った解答となる場合があり、そのことに納得がいかない生徒さんが出てくることが予想されます。(私も受験生の時悩みました。)このような主観的に読むことを避ける方法が、
上記しましたが
◯小説全体のモチーフ(テーマ)の把握
◯通常の日本人が感じる感情の流れの把握
◯場面ごとの構造の一貫性の把握
になるのではないかと思います。
つまり、小説は俯瞰した読み方をするべきだということです。
ここで、問題が出てきます。
①小説問題は抜粋されているものが大半なのに、そもそも全体の把握は可能なのか?
②通常の日本人の感情の流れは、どのように把握できるのか?
次回でご説明をしていきたいと思います。
英語学習時期に関する重要な指摘
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
たまたま、ネットサーフィンをしていたときに見つけたサイトです。
まとめの部分で、以下のことが述べられています。
- 小学生の年代では、母語の獲得に力をいれるべきである。
- 特に小学校中学年に学習言語を第二言語に変更することは、その後の言語力低下の危険性が高い。
- このような年令による影響は日本語と英語の言語間の距離が離れていることに起因しており、インドヨーロッパ語族間ではこのような影響は認められない。
- したがって第二言語学習の適性時期に関しては、海外の研究は参考にすべきでない。
個人的な体験で、日本語が不自由でかつ英語もできない帰国子女を知っています。多
分、帰国子女というイメージだけでバイリンガルな人たちを想像しがちですが、両方の
言語の獲得に失敗し、日本人のアイデンティティが確立できない人がいることに注意を
向ける必要があります。
英語の早期学習を奨励したきた側の人間からすると、ショックでした。生徒さんを注意深く観察しながら、導入すべき問題だと思います。
外国語のように日本語を学ぶ(1)ー幼児期~小学校低学年
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
今回のテーマは「外国語のように日本語を学ぶ」です。
そもそも違和感を感じるようなテーマです。
日本人が本来、幼児から日本語を学ぶことと、ある年代になって外国語を学ぶ方法は違うものだと考えることの方が自然のような気がします。
私も以前はそのように感じていました。
しかし、いくつかの理由で「外国語のように日本語を学ぶ」ことの仮説を考えるようになりました。
「学びの現場」に於いて、私は20年以上小学生・中学生・高校生を指導させていただいていますが、「国語」と「英語」は同じ言語指導であることからも共通点を感じています。
近年、米国の大学での第二言語の習得メソッドが確立され、以前にも紹介した、この本があります。
ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!
- 作者: 斉藤淳
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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特に幼児期の言語取得には「音」が最初であり、耳に慣らしていくことが肝要です。
日本語で応用すべきは、「音」の時代を十分に経験せずに、次の「文字」に行ってしまった子を、「音」にもどす点ではないかと思われます。
中学英語ですぐに「文字」を書くことを強制する前に、「音」だけで慣れさせるのと同様に、小学校低学年の国語の問題は、ほぼ音読ができないことに起因しています。
言語取得の最初の段階は「音読」です。書くことは相当遅くても構わないと思われます。