つくば国語塾

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大学入試「国語力増強法」試論 (6-1エアー接続語を入れてみる)

こんにちはつくば国語塾の塾長です。

 

 論理を考える初歩として、全ての文は何らかの論理によってつながっていることを確認しましょう。すなわち、「言い換え」、「逆接・対比」、「因果・結論」、「追加」のどれにあたるかを考え、自分で書いていない接続語を入れるトレーニングをしてみましょう。接続語が書かれていない場合、文と文の関係は順接(「言い換え」、「追加」)がほとんどですが、稀に逆接(対比)や因果関係の場合もあります。

 

 一昨年のセンター現代文の難化は小林秀雄の接続語が欠けている文章が課題文であったことを特に強調したいと思います。今後も昭和時代の評論文が登場するとき、この問題が浮上するでしょう。なぜなら日本語が英語とほぼ同じに論理構成されてきたのは1980年代だからです。

 

 やさしい文章からすべての文と文の間に接続語(エアー接続語)を入れてみましょう。必ず自分の論理的に読んでいない点が発見できます。