AO・推薦入試対策の落とし穴(1)
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
ブログがご無沙汰しています。今年は本格的に大学入試のAO・推薦入試に対応することが多くなり、ややオーバーワークでした。
11月に入っても推薦入試対応で、まだ忙しい日々が続きそうです。
次回から今年のAO・推薦入試について書かせていただきますが、AO・推薦入試はつくづく「運」が作用する試験だと思います。
えっ?
それは小論文や面接のことを言っているなら当たり前ですよね。
でも、
私が言っているのは、学校の指導体制です。
担任に任せて、「志望理由書」「小論文」「面接」を指導することがどんなに危険かを次回からご説明します。
夏休み企画ー数学攻略(番外編)
こんにちは、つくば国語塾の塾長です。
最終回は番外編として、多くの現役高校生がしてはならないしなくてはならない、「内職」について
お話しします。前回同様、あるブログから抜粋します。
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内職は、可能な限り、「その授業時間の科目」をやるべきです。
例えば、数学でいえば
・学校の授業―傍用問題集のB問題を生徒に黒板で解かせる
・内職 ―傍用問題集のA問題、教科書の「例」「例題」を解く
これは、筆者が実際にやっていたことですが、
A問題だけで、3年間で2000問になりますから、大きいですよ。
また、「受験に使うが、授業進度が遅い」場合は、
教科書を自分のペースでどんどん読んでいく。
理科、社会、が対象になります。
説明が足りないと感じたら、その科目だけ「スタディサプリ」か「学びエイド」 の映像授業を受講して補いましょう。
受験に使わない科目の場合は、
「システム英単語」など英単語帳
「古文単語」「古文・漢文の文法(語法)」の反復演習など
英語は、文章で覚え、日本語→英文ができるようになれば
一番確実な方法とされています。
「英熟語」の教材などが良い対象です。
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内職ですから、集中力には限界があります。
ゆえに「教科書レベル=入門レベル」のうち
反復練習が必要なもの、が内職と相性が良いでしょう。
「学校のことは、学校で終わらせる」をめざしましょう。
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ご理解いただけたでしょうか?部活を行っている高校1・2年生は授業内内職は
必要悪です。コツを覚えて有効に時間を利用して下さい。寝ているよりはマシですよ。
夏休み企画ー数学攻略(4)
こんにちはつくば国語塾の塾長です。
夏休み企画第4弾は高校での数学学習作法です。
前回で計算力と基本公式のスピードアップ化について指摘し、
数学の基礎力は教科書の完全理解
であることを述べました。
その基礎力を築き上げるために、日常的に何をすべきかをお伝えします。
あるブログで述べられている数学のレベル表です。
レベル0:中学の教科書レベルに穴がないか
レベル1:高校の教科書(「例」「例題」まで)
レベル2:【受験基礎レベル(センター試験~中堅私大レベル)】
高校の教科書(「章末問題」)
レベル3:【国公立2次試験レベル】
私の教科書完全理解はレベル0を前提とした、レベル1と2のことを指しています。
数学の学習は単純な理屈で表せます。
①その時点の自分にあったレベルの参考書で知識を理解し、
②知識がしっかり定着するまで問題集で反復学習する。
2つのどちらかが崩れると、成績が伸びません。
以下のパターンで教科書レベルを乗り越えることです。
◎教科書+教科書ガイド
◎ひとりでも解けるようになる数学(文英堂)
◎初めから始める数学(マセマ出版)
これと並行して教科書の傍用問題集か「合格る計算」(文英堂)や
「カリキュール」(駿台文庫)を使い問題量をこなします。
(現実的に学校に合わせて勉強するならば、傍用問題集の一択になります。)
難しいことをするのではなく、出来る問題を高速化していくことで、基礎力がかたまります。
夏休み企画ー数学攻略(3)
こんにちはつくば国語塾の塾長です。
夏休み企画の第3弾です。
高校数学について述べさせていただきます。
第1回(小学生編)、第2回(中学生編)に続き、頂点となる高校数学につまずかないためにはどうすればよいかを考えてみたいと思います。
当然のことながら、小学校・中学校で数学(算数)がわからなくなった場合には、そこまで戻ることが原則です。
更に前回では県立高校入試で85%を超えてなければ、中学校の復習をすべきだと述べました。
では
高校入試75%〜85%の高校生は何をすればよいのでしょうか。
私は以下を推奨します。
WEB玉塾を主宰する玉先生はいろんな教科の映像授業を上記のサイトの他にも
「学びエイド」で配信しています。
特に、数学は初期の頃から高校数学をアニメ化した授業を行っています。
あまり注目されていませんが、映像教材の中に特訓編という項目を立てて、
スピーディに計算力を付けさせようとしています。ここがミソです。数学を理解だけで突き進むと、時間が足りなくなり、最終的に理解ができない部分は解法暗記だけになり、全く応用力がなくなってしまいます。
紙物では以下です。
新課程版 ドラゴン桜式 数学力ドリル 数学1・A (KS一般書)
- 作者: 牛瀧文宏,三田紀房,モーニング編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
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新課程版 ドラゴン桜式 数学力ドリル 数学2・B (KS一般書)
- 作者: 牛瀧文宏,三田紀房,モーニング編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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暗算力に裏打ちされた計算力を基本問題を解くことで、時間短縮を行います。
「数学は暗記だ」という言説は、ある意味正しく、ある意味間違いです。一定のレベル以上の人は理解をしてから暗記をするため効率的ですが、そのレベルに達していない人が真似をしようとすると、解答を丸暗記しようとするだけですぐに忘れてしまうでしょう。
Q:一定のレベルとは基礎力のことですが、では基礎力とは何でしょうか?
A:教科書の完全理解です。
続きは次回に
夏休み企画ー数学攻略(2)
夏休み企画の第2回です。
中学以上の数学攻略について考えてみましょう。
前回に登場した、「未来を切り開く学力シリーズ」の数学発展編を順次行っていきます。
中学数学発展篇 方程式と関数 改訂新版 (未来を切り開く学力シリーズ)
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中学数学発展篇 図形 改訂新版 (未来を切り開く学力シリーズ)
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中学数学発展篇 確率統計と総まとめ 改訂新版 (未来を切り開く学力シリーズ)
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できれば、ステップAだけをやり、一通り終わったらステップBに進むのをおすすめします。
中学数学発展編は、「比例・反比例」→「一次関数」→「二次関数」と項目ごとに進めていく構成なので、一気に速習が可能です。
理解できない項目があったら、「スタディサプリ」や「Try it」などの映像授業を利用して、穴を作らないことが重要です。
【計算力補充】
中学レベルで必要な計算力は、高校数学の橋渡しとして、
①正負の数が混じった、2桁と2桁の四則演算(除法は除く、乗法は2桁×1桁まで)を暗算でできる力
②文章題を文字式として方程式としてスピーディに立式する力
③方程式、式の展開、因数分解などの式変形能力(できれば平方完成まで)
ができる必要があります。特に「文字」を「数字」のように扱うことができるかどうかが、高校数学でつまずかないポイントです。
以上のことを中学時代に行っていくわけですから、最終的には高校入試での学力がバロメーターとなります。
茨城県の県立高校入試を基にして考えると、最低85%程度ができなければ、高校に進学して数学で問題を起こす可能性があります。85%は全ての問題を解くことを前提にするため、解答できなかった問題があるにしても、全ての問題を考え抜く必要性を示しています。(この項では高校入試の攻略方を述べているのではなく、あくまでどのレベルまで数学の力を伸ばすべきかを示唆しようとしています。)
高校1年生〜2年生で数学がうまく伸びていない時、高校入試の問題を解いてみて下さい。もし、中学3年生の時と変わっていなかったら、数学の基礎的な部分の伸びが止まっていることになります。今の学習方法に問題があります。
夏休み企画ー数学攻略(1)
こんにちはつくば国語塾の塾長です。
私は文系人間です。私立文系人間でしたので、数学について書くことはためらわれますが、夏休みと言うことで、勇気(?)をふるって書いてみたいと思います。
今回は第1回と言うことで、小学生〜中学生にかけての算数・数学をどう考えて行けばよいかについて述べさせていただきます。
まず教科を問わず学習の原則は「わからなくなったところまで戻る」ということです。
この原則に従えば、中学生が数学でつまずいていた場合、小学校にその原因を求めることは、多くの場合真実です。中学校の数学を理解するためには、小学校の算数を速習で勉強し直すことが、肝要です。
小学校の復習教材として考えられるのは、以下の通りです。
小河式プリント中学数学基礎篇 改訂新版 (未来を切り開く学力シリーズ)
- 作者: 小河 勝
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小河式プリント中学数学はシリーズになっていますが、この本は小学校6年生を対象に、小学校の算数の復習と中学数学の「正負の数」〜「一次方程式」までが学べるものです。特に達成度テストでどの単元がわからないかをチェックできます。
また、100マス計算などの計算力を付けるための工夫があるので、小学校の算数の復習にはもってこいです。
上記の本だけではうまくいかない場合には、学年を下に下げていく必要があります。
陰山メソッド徹底反復「プレ百ます計算」―百ます計算をはじめる前にとりくむ本! (教育技術MOOK 陰山メソッド)
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DS陰山メソッド ます×ますプレ百ます計算 百ますの前にこれだよ!
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紙でやるかDSでやるかは好き好きです。スピードを上げていくことで、計算力が上がりますが、脳の成長期である4年生以下の方にはあまりお薦めしません。
「プレ100マス」が簡単すぎる場合には、以下の「100マス」に上げてもいいですが、多分その場合には「小河式プリント中学数学基礎編」を利用した方がいいでしょう。
上記よりも更に下に下げる場合には。
10の補数(何と何を足すと10になるかを覚える)を習得する「サクランボ計算」が有効的です。
本はないのですが、スマホのアプリやプリントがネット上にありますので、探してみて下さい。
基本的には計算をスピード感をもって行えることが重要です。