つくば国語塾

つくばにある小・中・高・既卒を対象とした国語(他に小論文・AO推薦対策・英語)の塾です

国語力の本質(3)

こんにちは、つくば国語塾の塾長です。

 

シリーズ化している「国語の本質」の3回目です。

1回目で文章でいいたいことを把握することを述べました。それに続けて、前回で《縮約》について述べました。

 

今回は「論理」について述べさせていただきます。文章は作者の主張が書かれていると言いましたが、作者はどのようにして自分の主張を説得力のあるものにしようとしているのでしょうか?

読者が納得するためには、論理的に筋道をたてて述べていくことが最もよいようです。この点文学的な文章は意外性があることで、読者を魅了しますが、説明的文章は多数の人が納得するために論理的に理解できることが重要です。

つまり、「論理」によって、全体の内容を理解し、「論理」によって、わからない部分を推論することが可能となってきます。

論理の勉強は一見難しそうに思われますが、高校数学Aの「集合と論理」で扱われる程度のものです。(中学生でも十分に理解できる範囲です。)

 

13歳からの論理トレーニング

この本あたりが、よくまとまっています。

今までのことをまとめると、文章を読むとは、日本語の意味をそれぞれの部分で把握しながら、作者が最終的に何を言いたいのかと言うことを、突きとめるために、論理的に文章を分析することだと言えます。